不動の時計はこのようになっています！

 

こちら不動品のオメガ　スピードマスター　プロフェッショナル　アンティーク品です。

しばらくオーバーホールをしていないため、キズや汚れがあり、現状では巻き上げをしても不動の状態となっていました。

 

ムーブメントは水没などしていない限りは綺麗な状態ではあります。

裏蓋がしっかり閉められているため、汚れやサビは発生していません。

ムーブメントのオイル切れやゼンマイ切れなど、オーバーホールをすると復活します。

逆にムーブメント以外の裏蓋やブレスなど、経年劣化などでサビが発生している場合があります。

このサビがムーブメントにも侵食してしまうと修理も桁違いに大変になってしまいます。

使わないからと言って放置しすぎるのは危険です！

 

かんてい局須賀川店では不動になってしまった時計もお買取は大歓迎ですので、もう使わないかな…といった際は査定だけでもお気軽にご相談ください！　

 

 

修理の方法・修理期間の目安

修理（オーバーホール）の方法として、メーカー修理とメーカー外修理があります。

それぞれメリット・デメリットがあります。

【メーカー修理のメリット】

・部品が破損していても修理してもらえる

・部品も純正のものに交換してもらえる

・メーカーなので安心感がある

・アフターサービスも万全

 

【メーカー修理のデメリット】

・料金が高い

・本国（主にスイス）送りになると更に高額になる

・古い時計だと針や文字盤が交換になる（アンティーク品は交換してしまうと価値が下がってしまいます）

 

【メーカー外修理のメリット】

・メーカー修理と比べると料金が安い

・針や文字盤の交換がいらなかったりと融通がきく

 

【メーカー外修理のデメリット】

・パーツ交換ができない場合がある

・ごくまれにメーカー修理を受け付けてもらえなくなる場合がある

 

もちろんメーカー外修理でも保証は付いています。

 

それぞれメリット・デメリットが存在します。

ご自身の使い方や価値観によっておすすめする方法も変わります。

当店でお受けするのはメーカー外修理になりますが、ご相談だけでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

料金はどのくらいかかるのか

メーカー修理ですとメーカーにもよりますが、約10万円といったところです。

基本料金+交換が必要なパーツ代+ポリッシュ（研磨）となります。

名門時計ほど基本料金は高くなってしまいますが、その分間違いないオーバーホールが可能です。

 

メーカー外修理になると三針時計で約30,000円～、クロノグラフで約50,000円～くらいでオーバーホールが可能です。

メーカー修理の半額ほどから手軽に行なえます。

しかし見積もりの際に状態やパーツ破損、手に入らないパーツがある場合などは断られてしまい、メーカーに出してくださいとなってしまうパターンもございます。

 

時間・期間はどのくらいかかるのか

まずはオーバーホールにかかる時間、料金の見積もりが修理依頼後約1週間で出ます。

修理のOKが出たらそこから修理を進行するため、さらに1ヶ月～2ヶ月くらいが目安となります。

こちらも状態や内容によってはそれ以上かかる場合もございます。

また、破損や古い時計等はメーカー修理でもスイスの本国修理となるパターンがあり、その際は海外に輸送してから見積もり、修理を開始するため半年ほどかかってしまう場合もあります。

 

スイス送りになってしまったパネライの時計の例

 

そのため、いつまでに時計を使いたいといったご要望がある際には、ある程度日数に余裕を持ってからご検討ください。

 

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