毎年11月の第3木曜日が『ボジョレー・ヌーヴォー』の解禁日です！

今年の解禁日は11月18日（木）です(*´艸｀*)

飲む前に知ってほしい、ボジョレー・ヌーヴォーについて簡単に解説します。

ボジョレー・ヌーヴォーとは？

フランス南部ブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に穫れた「ガメイ種」というブドウを醸造した新酒のワインです。

ボジョレー地区はフランス南部ブルゴーニュ地方の南側、マコンから美食の町リヨンまでの約55kmにわたるワイン産地です。

古代ローマ時代からブドウ造りの歴史と伝統があり、年間を通して美味しいワインが楽しめます。

ヌーボーはフランス語で「新しい」という意味です。

ボジョレー・ヌーヴォーは、この地方の秋の収穫を祝っておこなわれる祭りで、捧げられたのがはじまりだと言われています。

ボジョレー・ヌーヴォーの歴史

ボジョレー地区のあるブルゴーニュ地方は、1031年から1477年までブルゴーニュ公国でした。

1395年、当時のブルゴーニュ公フィリップ2世が、ブルゴーニュ北部のコート・ドールで栽培する赤ワイン用のブドウ品種を「ピノ・ノワール」に限定する法令を出したため、「ガメイ種」の栽培はボジョレーに押し出されてしまいました。

標高が高い割に気候が温暖で日当たりもよく、花崗岩質、石灰粘土層の土壌で黒ブドウ「ガメイ種」との相性が非常にいい土地だったこともあり、1600年代半ばにはパリへ輸送され売上を伸ばしていきました。

1937年には、原産地統制呼称『ボジョレー』が造られ、1985年に『11月の第3木曜日午前0時』を解禁日にするこが決まりました。

独特な製法

白ワインやロゼラインも造られていますが、ほとんどが「ガメイ種」から造られる赤ワインです。

ボジョレー・ヌーヴォーとしては、白ワインは認められていません。

また、ワインの造り方も他の地区との違いがあります。

通常は、発酵の前にブドウの破砕しますが、収穫したブドウを房のままタンクに入れて発酵させます。

こうすることでブドウの重さでブドウをが潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、タンクの中にガスが充満し、ブドウ内部で様々な成分が生成され独特の風味が生まれます。

一般的に、タンニンが多いボジョレーは色が濃くて渋い味わいになりますが、収穫されたばかりのブドウで出来たボジョレー・ヌーヴォーは、渋みが少なくフレッシュでフルーティーな味わいになります。

解禁日

ボジョレー・ヌーヴォーが世界で注目を集め始めたころ、いち早く出荷しようとするバイヤーが増えたことにより、質の悪いワインが出回ってしまい世界で認められた評判を落としかねないほどでした。

そこで、フランス政府は1967年にワインの品質を下げないために解禁日を11月15日に定めました。

しかし、この日が土・日や祝日に重なってしまうと運送がスットプしてしまうことから、1985年に解禁日を現在の『11月の第3木曜日午前0時』に変更しました。

日付変更の関係上日本では、本国フランスよりも約8時間早く解禁日を迎えます。

 

ワインは長く保管しれおけば美味しくなると思われている方も多いと思いますが、熟成香を楽しめるのは一部の高級ワインだけに限られます。

ワインは品種やタイプによって飲み頃の時期が異なるためはっきりとした〈賞味期限〉は無いと言われています。

ボジョレー・ヌーヴォーは、フレッシュさを楽しむワインなので、購入後は早めに飲むことをお勧めします！

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