クロノグラフとは

 

 

 

簡単に言うと、クロノグラフとは【ストップウォッチ機能がついた時計】です。

 クロノグラフと言う言葉は「クロノス(時間)」と「グラフ(記する)」を合わせた造語となっています。

本来は「時間を書き留める」機能でした。

それが発展し、現在は「経過時間を計る機能がついた時計」のことを指しています。

 

時間を計れる実用性に加え、文字盤の配列が機械的で凝ったデザインが多いのがポイント。

機械式腕時計には様々な機構が存在しますが、その中でもクロノグラフの人気はトップクラスです。

 

クロノグラフの操作方法

一般的な時計は「時針・分針・秒針」と、操作のための部品「リューズ」がついています。

これが時計の基本的なスタイルです。

　

 

しかしクロノグラフはその時計の基本的なスタイルに加え、

「経過時間を表示するための針」である積算計、

クロノグラフを操作するためのプッシュボタンがついています。

そしてクロノグラフの使い方は至ってシンプルです。

タイム計測の基本は「スタート→ストップ→リセット」の3段階で行われます。

 

 

操作方法は以下の手順です。

 

 

これがクロノグラフの基本的な使い方です。

ボタンの押し方は「スタート→ストップ→リセット」の順番がワンセットになるので、

要は「上のボタン→上のボタン→下のボタン」の順に押していただければ大丈夫です。

 

レーサー的な使い方として、スタートボタンを押してから1000m経過時にストップボタンを押すと、タキメーターベゼルで時速の測定も可能となっています。

オメガのスピードマスターがこの機能を使用して無事地球に辿り着いたという有名な逸話もあります。

 

 

なぜクロノグラフは人気なのか

単純にかっこいい

 

正直な話、「ストップウォッチ付きの時計が欲しい」と言う理由で

クロノグラフの時計を探している方はほとんどいらっしゃらないと思います。

 

おそらくクロノグラフの時計を所有している多くの方は、

「自分が欲しいモデルを選んだ結果、それが偶然クロノグラフだった」のではないでしょうか。

選んだ方にとっては「クロノグラフに特別こだわった訳ではない」という感覚かもしれません。

 

今は時計のスペック云々よりも、時計の見た目やデザインを重視される方が多いです。

クロノグラフが付いた時計は文字盤に針がたくさん付きますし、

積算計も増えることから「デザインがスポーティな腕時計」という印象が強くなります。

そのスポーティさがかっこよく、魅力に感じる方が多いのではないかと思います。

 

さらに、クロノグラフ付きの腕時計は文字盤が大きく存在感のあるモデルが多いのも特徴。

ここ数年は文字盤の大きい「ビッグフェイス」の時計がブームになっていたこともあり、

クロノグラフ付きの時計を選ぶ人がより増えてきているのかもしれませんね。

 

人気モデルに付いている機能=クロノグラフ！？

数ある時計の機能の中で、日付や秒針など付いていて当たり前の機能を除けば、

クロノグラフは最もメジャーな機能と言っても過言ではありません。

最もメジャーな機能であるからこそ、人気モデルの多くにクロノグラフが搭載されています。

ブライトリング【ナビタイマー】

　

 

 

等々…一部だけでもこんなに種類があります。

 

例えばロレックスのデイトナは「キングオブロレックス」と言われる程の人気モデル。

中古市場でも定価の値段をはるかに超えるプレミア価格になっています。

オメガのスピードマスターやウブロのビッグバンもそのブランドを代表するモデルとして有名です。

「ブランドの顔」として人気を博しているモデルに多く採用されている機能、それがクロノグラフです。

 

最後に

 

腕時計には様々な機能があります。デザインと一緒に、どんな機能なのか調べてみるのも楽しいかもしれませんね。

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かんてい局須賀川店